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Dog's Tail

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2010年 03月 11日

3月の愛読書 その3

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少し前に出た、木村元彦さんの最新刊「オシムからの旅」を読みました。
タイトルに「オシム」とついていますが、木村さんが、イビチャやピクシーとの出会いを通して始まった、旧ユーゴの民族と紛争の問題をめぐる旅について書かれた熱い本です。
中学生以上向けということで、旧ユーゴの民族と紛争の問題が、とてもわかりやすく書かれています。
個人的には、どうしたら民族問題をなくすことができるか、について書かれた最終章に、大変惹きつけられました。
「スポーツには本来、『勝ち/負け』という結果を超えて、いろいろな可能性や驚きが秘められている。たとえば、他国の、たったひとりの選手のプレーを見るだけで、あるいはたったひとりの監督の采配を見るだけで、異なる社会や歴史、文化への関心を広げられるはずでもある。そして、スポーツには、人の生き方さえも変えてしまう力があることをこの本で伝えたかった。」という言葉が、最終章にはあります。

by inudoshi16 | 2010-03-11 21:05 | サッカー | Trackback | Comments(0)


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